今月30日静岡県浜名湖で開催される「ハイドロマスターユーザー大会」
現在国内ウェイクサーフィンでは主に『JWSA(一般社団法人日本ウェイクボードサーフィン協会 Japan Wake Surfing Association)』と『JWBA(日本ウェイクボード協会 Japan Wake Board Assosiation)』の2つの協会が定めたジャッジ基準で大会が開催されています。
各協会でジャッジ方法が異なりますので、ウェイクサーファーの皆さんはそれぞれのジャッジ基準を把握し大会へ挑まないとポイントを獲得することが難しくなっています。
そこで今月末に開催される「ハイドロマスターユーザー大会」では上記の課題をクリアできるようにCWSA(JWSAが採用する基準)
、JWBA、 WSL、ISA をミックスした独自採点基準採用!
※WSL(世界で一番レベル戦いプロリーグ) ISA(アマチュア国際サーフィン連盟)とは、世界のリアルサーフィンのジャッジ基準を作っている組織 (JWBAはこちらのジャッジ基準を取り入れています)
そんな内容の「ハイドロマスターユーザー大会」!
興味のある方ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?!
<以下文章大会運営様より引用>
これは、あくまでも2019年度のレギュレーションです。来年各協会のルールやジャッジ基準が統一され一つになれば、そのレギュレーションでやりたいと思います。
ジャッジ基準は、CWSA 、JWBA、 WSL、ISA をミックスしました。
*WSL(世界で一番レベル戦いプロサーフィンリーグ) ISA(アマチュア国際サーフィン連盟)とは、世界のリアルサーフィンのジャッジ基準を作っている組織 (JWBAはこちらのジャッジ基準を取り入れています。)
サーフボードメーカーであるハイドロマスターのハイドロユーザーが、どの団体の大会にでても対応できるように知識と技術を得られるようにしました。
各クラスのレベルとジャッジ基準(レギュレーシ)
ハイドロマスターカップでは、ウェイクサーフィンというスポーツの進歩性(難しいワザ=ハイリスクな技)を高く評価することで、難しい技にチャレンジしそれをメイクした選手がいい結果が出るようにしました。
ジャッジ基準になる技(マニューバー)を大きく分けて4項目にしました。
1.マイナーマニューバー(10点満点)
アップス(レールを使い加速)
ボトムターン(深さと加速)
トップターン 軽いリッピング(ボトムターンからの加速とフォームとキレ)
フラットオーリー(ポップしているか)
フローター(波のトップを使っているか)
2.メジャーマニューバー(10点満点)
リッピング(ボトムからの加速と角度)
スナップ&スラッシュ(しっかり蹴りこめているか)
スプレー(波しぶきが飛んでいるか)
ブローテールリッピング(蹴りこんでしっかりリップからフィンが抜けているか)
フローターチョップホップ(波のトップからボトムにポップして飛び降りているか)
ノートリムの連続リッピング(ボトム→リッピング→ボトム→リッピングを途切れなくやれているか、そこに強弱をつけて、スプレーを出す返しとコンビネーションすればなおいい
3.ハイリスクマニューバー(20点満点)
エアー(高さと滞空時間 ランディングの安定感)
360(よりコントロールされた動きを評価する= 回っちゃった!ではなく回したを評価する)
サーフェース180(ボトムターンからのアプローチほど難易度が高く、フェイキーを入れたらなおいい)
エアー180(高さと滞空時間があり、空中で180しているか、と、ランディングがフェイキーならなおいい)
サーフェスリバース(ボトムターンからアプローチするほど難易度は高く、回転をしっかりとコントロールできているかをみます。) エアーリバース(高さがあり空中で180以上回せば回すほどいい。
それ以上のマニューバー(アーリーウープやショービット)など 、このカテゴリー(ハイリスクマニューバー)にかんしては、エアーの高さやランディングの安定感、360の回しやコントロールの仕方、アーリーウープやショービットなどの難しい技などのチャレンジと完成度などなど、、、 20点満点での評価をする事で、ウェイクサーフィンの進歩性を高く評価します。
4.フロー(マイナー、メジャー、ハイリスク、それら全てのライディングの流れと完成度) (10満点)
以上 50点満点といたします。
それらの技にスピード、パワー、安定感に、技から技の流れがスムーズにつながっているか(フローしているか)を見ます。← JWBA、WSL、ISAのジャッジ基準をとりいれてます。おそらくですが、CWSAもトップクラスここを評価してると思います。
リッピング!← JWBA、のジャッジ基準をとりいれてます。リアルサーフィン的なジャッジです。
エアーの高さやスタイルなども得点基準として見ていきますが、それだけではダメ。あくまでも技のレパートリー+エアーの高さがあってこそのハイポイントになります。← 少しCWSAのジャッジ基準
Specialクラス
メジャーマニューバーを基本に、どれだけ完成度が高く難易度のあるハイリスクマニューバーを多く入れて、スピード、パワー、フロー(スムーズな流れ)があるをジャッジ基準とします。
このクラスは基本CWSAルールですが、JWBAも戦えるようにマニューバーしっかり加点します。
Openクラス
マイナーマニューバーとメジャーマニューバーを基準に、ハイリスクマニューバーの登竜門的な技(エアー、360、180など)をチャレンジできるレベル。
このクラスの360や180ですが、回りきっていておいていかれたか、回りきってなんとかつげれそうだけど、結果おいていかれた、では、加点は少ないですが、点数に差はだします。
要するにメイクできなくてもチャレンジしたかも重要です。
masterクラス
オープンクラスと同じで、マイナーマニューバーを基本にメジャーマニューバーの安定感とハイリスクマニューバーの登竜門でもある360などをチャレンジ出来るレベル。
リアルサーファークラスの得点基準
100%サーフスタイルにこだわったジャッジです。ライディングスピード、伸びのあるボトムターン(加速)にリッピングでの高さとキレとパワーとスタイル。
そこに途切れのない連続リッピングにエアーや180などのトリック系も入れた上で、フロー(ライディングに流れがある)があるライディングに高得点をあたえます。
以上がハイドロマスターカップのレギュレーションです。